Nabe's blog

今日は「アマルフィ 女神の報酬」を観て来ました。
久しぶりの邦画ですね。
CMでの「ミステリー」との触れ込みに、なんとなく行ってみる気になりました。

この映画、別な意味でかなり驚かされます。
唐突に映像が止まる。(爆)
始まってすぐ、いきなり真っ暗になった時は、映写機の故障か何かかと思いました。(笑)
そう言う風に作っているのだと思いますが、2～3回はあったかも。
個人的には「どうなの？」って感じです。

さて、映画の感想ですが…。
期待していた程ではなかったと言うのが、正直なところですね。
何だろ？
ストーリーとしての深さと言うか、スケールと言うか。
とにかく、物足りなさを感じるんですよね。

”事件の鍵がアマルフィにある”とか言ってた割には、「アマルフィ」自体に本当の意味はないし。
意味があったとすれば、映像的な狙いだけ？
「アマルフィ」と言う街を空撮で映し出したり、”美しさ”を表現したかっただけかと。

確かに、この街で黒田(織田裕二)が事件の真相に近付いた訳ですが。
それも決して真相がこの街にあった訳ではなく、単に時間稼ぎに使われただけで。
犯人が目的を達成するには、別にこの街である必要もなかったんじゃないかと。
だって、確か目的の警備会社はローマにあった訳だしね。

大体、犯人の痕跡もなく、唐突に判明するのがイマイチ。
観ていて分かる訳はなくても、後で「あぁ～、あれがそうだったのか」みたいなのがない。
むしろ、色々と疑問が…。

防犯カメラの映像の細工や警備会社のコンピュータのハッキングもしていましたが、そんな手段いつの間に覚えたの？
犯人グループって、主犯の藤井(佐藤浩市)を除き、思いっ切り小国の田舎の出身だったと思うんですけど。
藤井にしても、元々は商社マンだったはずだし。

それと、素人の紗江子に警備会社を制圧？させるなんて、無理があり過ぎじゃね？
銃の使い方を、わざわざ藤井が教えたって事？
日本で看護士をしてた紗江子が、いきなり使える訳ないでしょ。
ま、撃ってないから関係ないっちゃ関係ないんだけどね。

とまぁ、観ていると色々と出てくる訳ですよ。
ミステリーとして観ると、残念ながら物足りないですね。

でも、良かった点もありますよ。
一つは、観に行った最大の理由でもある戸田恵梨香が可愛い。(笑)

あと、サラ・ブライトマン本人が出演して、主題歌を歌っている事。
ちなみに、これも勝手な勘違いで犯行目的にされたために出てくるシーンですが。
狙いが大統領から外務大臣にスケールダウンするって。(笑)
と、少し話が逸れましたが、サラの歌声を聴きながら映画を観るのは悪くなかったです。

とまぁ、ちょっと予想より残念な映画でした。