ワルキューレ2009年04月24日 23時34分55秒

今日は、「ワルキューレ」を観て来ました。
でも、実は明日(25日)の「レッドクリフ PartⅡ」のチケットを、事前に購入しておくため。(笑)
チケットだけ買いに行くのも何なので、ついでに鑑賞して来た次第です。

さて、映画の方ですが、序盤はあまりにスムースに話が進むので、淡々とした印象でした。
と言うか、クーデターを企てている割に、トム・クルーズはすんなり組織に入れるってどうなの?って感じです。
まぁ、長くなるから端折ったのかな?(笑)

で、徐々にクーデター計画の準備を進めて行く訳ですが、ここでも淡々とした印象が否めなかったです。
唯一、緊張感を感じたのは、「ワルキューレ作戦」の計画書に、ヒトラーのサインを貰うところでしょうか。

そして、最初の計画実行のチャンスが訪れるのですが、その時点でのリーダー?である政治家が「No!」と言って中止になる訳です。
ここでトムと衝突になるのですが、その政治家への逮捕状が出たとの事で、一旦国外へ逃亡。
ここからトムがリーダーとして計画を実行して行く訳です。

で、今度こそ本当に計画を実行する訳ですが…。
個人的に、

暗殺に爆弾ってどうなの?

暗殺者が死体を確認しないってどうなの?

って感じです。
結局、予定が狂ったまま爆発はさせた訳ですが、トムはそのまま逃亡。
ベルリンに戻ってクーデターの指揮を執るのです。
この時点で、トムは暗殺に成功したと、本当に思ってたのかなぁ?
それとも、やってしまったからには後には引けないので、生死はともかく、死んだものとして計画を継続したのかなぁ?
その辺が疑問です。

結果的には、ヒトラーは死んでおらず、しかも軽症で、首脳部によってクーデターを制圧された訳ですが。
まぁ、トムが爆発させた後、ベルリンに戻るまで、表向きの指揮官?である将軍がちゃんと計画を実行してれば、結果は違ったかも?
首脳部が命令系統を回復するまで、途中までは成功に向かってた訳ですから。
本来の計画では、それを狙ってたんでしょうけど。

何にしても、個人的には結構ずさん?な計画だったかと。
あの計画ならば、爆殺に失敗しても、暗殺者が混乱に乗じてヒトラーを殺害してれば、クーデターは成功させられたのではないかと。
暗殺者と指揮官が同一人物なのが、そもそもの失敗の要因だと思いますね。
ヒトラーと刺し違える訳にはいかなかった訳ですから。

とまぁ、色々と気になる点はありましたが、全体としては悪くなかったかな。
まあまあの映画だったと思います。
次は、本命の「レッドクリフ」を明日観に行きます。